子供が不登校の支援教室から帰ってきて「学校行こうかな」と言った。

とても驚いたけど、いつかこういう日が来るんじゃないかと思っていたのです。

自分たち親が頑張ったのではなくて子供の中で何か1つ壁をクリアしたのだろうと思います。

今まで問題にしてきた「勉強についていけない」とか「クラスの仲間と顔合わせるのが面倒」とか「集団生活が疲れる」とか「行事が嫌だ」とか「受験勉強のプレッシャー」とか、そういう事じゃありません。

学校でクラスメートに何か言われるかもしれない‥ありもしない不安に恐れて学校に行けなくなっていたのかもしれない。

とても喜んだけど「急に無理しないでな」と言いました。

何かの本で不登校から復帰して学校に行きだして急に宿泊訓練か修学旅行に行ったらそれで疲れちゃって、また数ヶ月も不登校になってしまった、という事例を読んだことがあります。

だから「徐々に」が良いと思います。

今既に中学3年生の2月なのであと1ヶ月で卒業になるわけですが。最後の期末テストも終わって、公立の受験も終わっています。あとは中3の最後の授業と、卒業式の練習などでしょうか。

それでも大きな進歩です。残り時間は少ないけれど復帰して良い思い出を作ってほしいと思います。クラスの子は皆イイコです。優秀で思いやりがあって。担任の先生もベテランの先生でよく電話をくださいます。

不登校になった原因は色々あると思っていますが、生活環境が色々変わって大変な3年間だったと思います。親たちがこの子に与えた環境の変化にはとても申し訳なく思っています。

あと1ヶ月だけど不登校から復帰する事実が大事です。子供の自信につながるし成長もします。1ヶ月の共同生活で学べる事も多いはずです。

高校は通信制高校に入ります。勉強は中位だけど、それ以外の才能があります。それにもともと優等生風なのでしっかりやってくれると期待しています。

最近は家の手伝いも積極的に自らやってくれるようになりました。

洗い物はするし、料理してるときに手伝いに来てくれる、お風呂も掃除する、ゴミ捨てもやってくれるし。とてもお姉ちゃんになってきました。こうして大人になっていくのかと想うとちょっと寂しい気もします。

高校に入ったら伸び伸びと自分のやりたいことを目指してほしいなと思います。