今日はヒューマンキャンパス高等学校を調べたのでメモ。
2014年4月開校なのに既に全国40ものキャンパスを展開している人気の通信制高校の1つ。業界では大手にはいる。
2014年開校なので2017年3月に第一期卒業生が輩出された模様。
そう多くはないけど卒業生の実績が紹介されていたので拝見。就職が多い様子。進学実績はあまりないようですが私立の西南学院大学、広島修道大学への入学者が居る事から少なくとも偏差値は50前後は狙えるようですね。
学校教育法で定められた「高校」なので卒業すれば高卒の資格が得られる。
通信制高校なので中学で不登校になった生徒の受け入れも、高校途中での転入もOKだ。
やりたい仕事がある、興味を追求したいなら
高校で学べる科目に加えて将来の夢を探すのを後押しする、40以上の多彩な専門分野(デザイン、IT、保育、芸能、英語、etc)が用意されている。
専門学校のヒューマンアカデミーとも連携しているので、他の通信制高校と比較して「将来のやりたい仕事」を応援することを重視している様子。70以上の職種に対応しているので興味がある分野が見つかれば進路の候補に入れたい。
うちの子は高校で将来の夢を探したいと言っているのでちょうどよいかもしれない。
ヒューマンキャンパス高校は広域通信制の単位制の高校
沖縄に本校を置き、全国に40ものキャンパスを展開。
自学自習と登校(スクーリング)により3年間で74単位の取得と、30時間の特別活動(いわゆる行事)により高校卒業をめざす。
単位制なので3年間の在籍期間はあるものの1年生、2年生、3年生という考え方が無い。3年間で74単位を取れれば良いので留年という概念が無い。
これらは他の通信制高校と同じ。
ヒューマンキャンパス高校の教育理念
失礼ながら毎度教育理念をチェックしている。教育理念が子供に合わなければ残念ながらその高校には行かないほうがよいと思っているから。
ヒューマンキャンパス高校では1つ「通いたくなる学びの場の創造」を掲げている。
通信制高校ながら「通学型」を重視している珍しい高校。
通学型なのでクラーク高校と似ているかも。中学で不登校だったけど高校で心機一転頑張りたい方むけ。
用意されているコースについて
学び方は4コースからの選択。通学は週1~5日から選べる。通学しない自宅学習の通信課程もある。
No | 課程 | 専門分野の量 | どんな人へ? |
---|---|---|---|
1 | 専門課程 | ★★★★★ | 好きな事を学びたい |
2 | 専門チャレンジ課程 | ★★★★ | やってみたい事がある |
3 | 通学課程 | ★★ | 学びながらやりたい事を探す |
4 | 一般通信課程 | - | 他にやりたい事がある |
ここまで見ていくと「大学進学」はほとんど出てこない。
高校卒業からのプロの道へ進む就職や、専門学校進学でさらにやりたい事を深めるような取組みと思われる。
一般通信課程は、途中から「通学型」に切り替えが可能。年間数日のスクーリング(登校)は勿論ある。
ヒューマンキャンパス高校の豊富な専門分野
学べる分野は40種類以上!目指せる職種は70以上!
ということで通学型の課程で取り入れられる専門分野は非常に多い。
この中で興味がある分野があればこの高校でさらに知識、技能を高められる。
とは言え不登校で夢見がちな子供が入っても途中挫折するだろうと思う。
親から見れば半分はまともな職につけるように見えるが、残念ながら半分は遊び・趣味レベル。職業に結びつくようには見えない。
うちの中3の子供はまだ将来の夢目標を探してる途中だ
vs
給料がよくて残業も少ないプライベートの時間がたっぷり作れる仕事
この狭間で悩んでる(笑)中学生のくせに給料のことを考えているなんて苦笑いするしかない。
「これがやりたい!」というピンポイントが無ければ入らない方が良いと思う。
勿論、学んでいくなかで好き度が上がって将来の仕事にしたい、といった事もあるかもしれないが。親としてはその可能性にかけてお金と時間を費やすのは割に合わない。
途中で「やりたい仕事が見つからなかった」「学んでいくなかで大変さがわかって辞めたくなった」となればドロップアウトが見える。そこまで甘やかすつもりはない。
であれば普通高校で学べるような国数英理社を充実させ将来の幅を広げるべき、とも思う。
ヒューマンキャンパス高校の学習センター所在地
沖縄の名護に本校がある。それ以外の学習センターは以下のとおり。次第に増えてきている。
沖縄本校での宿泊スクーリングもある。学園生活をエンジョイできる。
この手の本校宿泊スクーリングは他の通信制高校でもある。
制服・部活・校則は?
指定の制服はある(別途3万円程度)。私服通学もOKなので着なくても大丈夫とのこと。
部活は生徒が多い学習センターだと開催されている模様。東京や大阪などが有利か。フットサル部、ランニング部、バスケットボール部、軽音部、スケートボード部、韓国語部、生徒が集まれば新たに作ることもできる。
校則に関しては通信制高校というだけあってゆるい。
ヒューマンキャンパス高校の卒業率や単位落とし、評判など
開校して浅いせいか卒業率や評判などは見つけられませんでした。
ヒューマンキャンパス高校の評判もまだそんなに見当たらない。卒業生がでて具体的にどんな進路に進んだ子が多いのか、実際の授業や学習内容はどうだったのか、就職はできたのか。
そういった評判が後々出てくることに期待したい。
ヒューマンキャンパス高校を卒業した後の進路
2017年3月から1期卒業生が出て進路が公開されている。→実績紹介のページ
また学校説明会やパンフレット等に記載されるはず。
最も可能性が高いのが総合学園ヒューマンアカデミー(専門校)に進学だと思われる。
ヒューマンキャンパス高校で学んだ専門分野をさらに高めるべく専門学校に進学することだろう。
ヒューマンアカデミーは指定校推薦で入学金減免制度があるので、進学しやすいはずだ。
この専門学校への進学を見据えて、この高校へ入学する生徒もいると思う。
ヒューマンキャンパス高校の学費を確認
専門課程 | 専門チャレンジ | 通学 | 一般通信 | |
---|---|---|---|---|
入学金 | 10,000 | |||
授業料 | 204,000(1単位8,500) | |||
施設費 | 60,000 | |||
教科学習費 | 32,000 | |||
教育充実費 | 120,000 | 0 | ||
キャリア教育充実費 | 320,000 | 170,000 | 0 | |
合計 | 736,000 | 586,000 | 416,000 | 296,000 |
別途スクーリング費(3~8万)、教材費
国の就学支援金制度の対象となっている。年間10~30万円程度の支援金が頂ける。
専門課程はさすがに就職したい、やりたい事をやりたい、夢を叶えたい、という希望があって入学するところなので学費はそれなりにする。
入学するには?偏差値はどれぐらい必要か
入学に関する学力的な偏差値は定められていない。というのも通信制高校なので不登校であっても入学が出来てしまうから。
ただ保護者の面接同伴が必要らしい。
まずは資料請求をすること。それから学校説明会への参加で理解を深めることは重要。この高校が本当に子供にあうのか確かめて。
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それから入学願書の提出。中学校の担任に調査書を作ってもらう必要がある。諸々の書類を提出したら入学選考となる。
選考は作文、面接で本人のやる気を確認する程度。入試はないので偏差値もない。落ちることはほぼ無いだろう。