朝起きれないのは病気?!その原因と対策、起きれるようになった方法

中3の子供が不登校になってしまったきっかけの1つとして「朝起きれない」というのがありました。

大人でも朝起きれない人はいると思いますが、子供なので意志力が弱くなおさら起きれなくて学校にも行けない状況だったのです。

朝起きれないのは病気のせい?

朝起きれないと言っても次のような状況がありました。

①朝は目が覚めてるけど体調が悪く、身体を起こすことすらできない
②朝いったん目が覚めるけど、また昼過ぎまで寝てしまう
③夜寝ることができず明け方入眠し、昼すぎまで寝てしまう

このとき2つの病気があるとは知らなかったです。

それが①が「起立性調節障害」で②③が「睡眠障害」だったのです。

小児科に行ったり、心療系の病院に行ったり、精神神経科を探したり、睡眠外来にいったりあの手この手を尽くして治療をしてきました。

朝起きれないのは今や病気のせいの方が多いのではないでしょうか。

すべては夏休みの昼夜逆転から始まった

夏休みに子供を1人でばーちゃん家に行かせたのがそもそもの始まりです。生活習慣を正す人もいない、毎日スマホばかり依存して見てる。

深夜に寝て、昼すぎに起きる生活、また夕方もだらだら寝てる生活が続いてしまっていた。

睡眠障害を引き起こすタイミングとして、子供の夏休み明け、社会人のGW明けなどはよくあるそうです。うちの子も夏休み明けに睡眠のリズムを元に戻せなくなってしまいました。

加えて以前から子供の心の中には「学校行きたくない」という想いがあって、それも体調不良をひき起こすきっかけだったと言えます。

朝起きれないのは起立性調節障害という病気かも

朝起きると目覚めが悪い。目は覚めてるけど身体を起こす事ができず、頭痛・目まい・ふらつきなどの症状が出てしまう。

ベッドに入ったまま過ごし、午後から夕方にかけて元気になってきて、夜には普通に過ごせるようになる。

このような症状があれば起立性調節障害を疑ってみてください。自律神経失調症からの心身症、低血圧の方もこのような症状が出るので病院でチェックテストを実施してもらえます。

薬も処方されます。血圧を上げる薬で「ミドドリン」と呼ばれるのが一般的です。寝たきりで身体が弱っていたので下半身の筋力を鍛えるために散歩したりもしました。

朝起きれないのは睡眠障害という病気かも

夏休みの体内時計の狂いから始まって朝起きれず昼過ぎまで寝てしまう習慣になってしまっていました。子供は「よく寝れてる」と思っていたそうですし、親の私も夜早いうちから次の日の昼までよく寝る子だと思っていました。

けど後になってわかったのは夜寝つきが悪い事と、朝起きれないという事でした。「睡眠相後退型」の睡眠障害に該当しました。

心のクリニックに行った

先ほども書いたのですが、子どもの心相談医のクリニックに相談に行きました。

→その時の記事がこちらです

子どもの心相談医というのを知って受診した

その時すでに不登校になっていたので「軽いうつ病」「心身症」「起立性調節障害」「睡眠障害」のような症状だと言われ薬を処方してもらったのです。

もしお子さんが自律神経でメンタルが弱ってそう、そのせいで朝起きれないのではと思ったら子供の心相談医に行ってみるのも良いと思いますよ。

睡眠外来に受診して

昨今、睡眠外来に来る患者さんが多いそうで私は1か月待ちで予約を入れて初めて受診できました。一通り問診をしてもらい、頭痛や体調不良の事や、今までかかった病院の話をして、これからの睡眠のアドバイスと薬をもらいました。

→その時の記事がこちらです

睡眠障害を治すために睡眠外来の病院を初受診した

治療法を大まかにいうと「夜は眠くなるまでベッドに入らなくていい」「朝は8:30に必ず起きる」これを1か月ほど継続する、という事でした。

ロゼレムという睡眠の薬を継続して、リズムを作るのを助けています。リズムが作れれば薬は止めるので依存症になる事もないそうです。

睡眠日誌をかくこと

先生にアドバイスをもらったのによると、睡眠日誌を付けるといいそうです。

何時から何時まで熟睡して、何時はウトウトで、何時は寝れない時間だった、というのを毎日記すことです。

日の光を浴びること、機械を使うこと

人間は朝の日の光をあびてから15時間後ぐらいから入眠の準備を始めるという事で、とにかく朝強い光を浴びる事が体内時計を戻すことに繋がることがわかりました。

子供の起きる時間に合わせてカーテンを開けています。できるならば東側の部屋に移動させることをオススメします。1時間ぐらい日の光をあびることでセロトニンいう物質が脳で分泌されて目が覚めてきます。

加えて、光時計を導入しました。音が鳴る目覚まし時計じゃなくて光が煌々と発せられる時計です。

人間は2500ルクス以上の光を浴びることで目が覚めてくるので機械的な光にでも曝されることは治療になります。これを高照度光療法といい、病院でも行われる治療法です。

最大1万ルクスまで出る光時計を買って目覚めるタイミングの8:30にあわせてスイッチが入るようにしました。

朝起きれる方法は気持ちの問題も

身体の不調なので医者の教えに従って治療を行い、薬も飲んでいます。けど子供が朝起きれるようになったのは「気持ちの問題」も大きいのではと思います。

うちの子は不登校で中学校に通えていなかったのですが、転校じゃないですけど通う先の学校を変えたタイミングで朝起きやすくなった気がします。

環境を変えて気持ちが楽になった→朝の体調不良が無くなった→朝学校に行く意欲がわいた→目が覚めた時に身体も起こせるようになった

このような感じです。土日など油断すると起きれない事もあるので、その点は親が起こしたりしますが。

ここまで来て子供が朝起きれない理由や原因が少しずつ溶けてきたように思います。

 

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