ID学園高等学校について調べてみました。「高等学校」とついているので卒業すれば高校卒業の資格がもらえる学校だと思います。
つまりサポート校とかじゃないてことですね。
3年以上の在籍中に74単位(以上)取得。それから特別活動30時間以上の出席で卒業できます。
通信制高校の1つですがキャンパスがあったり、通学できるコースや、普通の全日制への転籍も出来る様です。多様な学び方や学校への向き合い方が選べるので色んな悩みを抱えている子にもいいかも知れないと思いました。
ID学園高等学校のキャンパスと所在地を確認
まずは場所を確認しておきたいですね。
長野県東御市というところに本校があります。(住所は〒389-0501 長野県東御市新張1931)
通信制高校は結構地方に本校があって、キャンパスが都会にあるケースが多いと思います。キャンパスに通ったり通信なので通わなかったりするけど、スクーリングでは本校に宿泊で行くようなケースがあります。
ID学園高等学校もそうなのかもしれません。
東京都に「水道橋キャンパス」「池袋キャンパス」「文京区に法人本部校」ていうのがあって、静岡県に「御殿場サテライト校」があります。
法人本部校と東京本部校の違いはよくわかりませんでした。
募集エリアが限られていて、長野県・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・群馬県・栃木県・山梨県・静岡県に在住してる人のみが対象となっていました。2022年から関西方面の募集も増えるようです。
ID学園高等学校のコースを情報収集して整理した
2スタイル6コースあるので表で整理します。
スタイル | コース |
---|---|
通信型 | オンライン学習コース |
通学型 | 週1日コース |
週3日コース | |
総合進学コース(週5日) | |
グローバルコース | |
起業・ビジネスコース |
通信型は自宅学習が基本
これは通信制高校でよくあるスタイルだと思います。自宅からPCで授業を受講するか、プリント等に記入してレポートを提出するスタイルです。ライブ授業の他、自分が好きなタイミングで受講できる。
リクルート社が提供している「スタディサプリ」や「NHK高校講座」なんかも活用して自主学習やレポート提出を可能としています。
通学型は週1、週3、週5から選べる
ID学園高等学校は「通信制」と「全日制」を掛け合わせた教育スタイルとのことですが、一体どういうことなのか詳しく調べてみました。
通学型には主に3パターンあります。それが「週1日だけ通う」「週3日通う」「週5日ぜんぶ通う」の3パターン。どれかを選んでスタート。
通学型は通信制高校に行く人のなかでも、まだ人とのかかわり方が大丈夫な人向けですね。特に週3とか週5日も通えるのはかなり凄いですね。
ウチの子は週1ペースでなんとか卒業まで通う事が出来ましたので。
取得できる単位は通信型でも通学型でも何日通うスタイルでも大丈夫です。週1スタイルだから5年通わなきゃいけないとかそういう訳ではありません。
通学型のグローバルコースと、起業ビジネスコース
通学型には特殊なこの2つのコース「グローバルコース」「起業ビジネスコース」も用意されています。
グローバルコースは1ヶ月~1年間の海外留学が出来るコースのようです。この間、海外留学中でも単位を取ることが出来手3年間で卒業が可能とのこと。
一方、起業ビジネスコースの方は高校卒業に必要な単位の取得が出来るのかどうかまでは確認できませんでした。
全日制(郁文館高校)への転籍
ID学園高等学校には運営母体があって、それが「学校法人郁文館夢学園」といいます。そこで姉妹校である「郁文館高校」へ「入試をクリア」すれば転籍することができます。
高校1年→高校2年への進級時であるとか、他にも条件はありますが。
郁文館高校は普通の全日制通学制高校なので、それなりにちゃんと通える子でなければいけません。
メンタル的に大丈夫だけど、一時的な病気や高校入試で失敗して、仕方なく通信制のID学園高等学校に行くことになったような人なら、転籍も可能化も、と思いました。
スクーリングはある?行事はいかないといけないの?
これはあります。
「通信型」であっても年間10単位時間の行事参加が必須となっています。また行事の他にスクーリングも年2回あります。
ID学園高等学校の卒業率や進路決定率、進学実績
通信制高校を調べる時に、必ず卒業率とかをチェックしています。
ID学園高等学校は「卒業率」「進学率」は記載を見つけることが出来ませんでした。
「進路決定率」に関しては「100%を目指すための」とは書かれていますが、具体的に現在何パーセントなのかは書かれていませんでした。
実際にその高校の平均的なパーセンテージを見たところで、自分の子供に当てはまるとは言い難いですが、気にはなりますよね。
実際に進路相談とか、資料請求とかできるタイミングで聞いてみると良いでしょう。
ID学園高等学校の進学実績は見つけることが出来た
https://id.ikubunkan.ed.jp/pass-record/
こちらのページに2020年度からの実績が記載されていました。
気になる学費をまとめてみた
ID学園高等学校は学費もしっかり掲載されています。
2022年現在は以下のようになっていました。(1年次金額には入試や入学費も含まれています。)
通信型 | 金額 |
---|---|
1年次 | 313100円 |
2年次 | 248100円 |
3年次 | 158400円 |
3年間の学費 合計 | 719600円 |
この金額は平均よりやや安いように思います。
通学型は以下のとおり。
通学型 | 週1日 | 週3日 | 週5日 |
---|---|---|---|
1年次 | 525900円 | 752700円 | 1029900円 |
2年次 | 360900円 | 587700円 | 864900円 |
3年次 | 271200円 | 498000円 | 775200円 |
3年間の学費 合計 | 1158000円 | 1838400円 | 2670000円 |
この金額は通信制高校では平均の範囲内かと思います。(やや高い気もしますが)
また国からの「就学支援金」を受けることが出来るので、世帯年収にもよりますが実際にはこれらの金額よりだいぶ安くなるでしょう。
支援金は毎年13万円~30万円ぐらい出るので、そのへんを勘案して検討されるとよいと思います。
ID学園高等学校への入学までの手続き
まずは次のいずれかで情報収集しましょう。
・資料請求
・個別相談への参加申し込み
・オンライン相談への申込
・学校説明会や体験授業への参加
ウチの場合は何校かの資料を一気に請求して集め、その中から気になる高校をピックアップしました。
そして気になる高校の現地の学校説明会に参加して、その場で話を聞いたりして子供が意欲が沸く高校を決めていった感じです。