岩手県にある盛岡中央高等学校は学年生の普通高校のほうもありますが、単位制通信制の高校もあるようですね。
ここでは通信制の高校について調べてみました。(サイト:盛岡中央高等学校単位制のページはこちら)
教育理念、方針
いつものように教育の方針とかをチェック
盛岡中央高等学校では「生徒が夢を実現できるようサポートする」という教育理念に基づき、生徒1人1人が主体的に学習へ取り組むことができるようなカリキュラム作りを行っているようです。
自分らしく・自分のペースで夢を実現するのを目指すということですので、中学校がうまくいかなかった方ももう1度頑張れる環境が整っています。
キャンパスと所在地
盛岡中央高等学校・通信制課程を受講できるのは、岩手県盛岡市の盛岡駅前キャンパスです。JR盛岡駅から徒歩5分で、夕顔瀬橋そばにある3階建ての校舎です。
単位制だけど学習スタイルが選べる
全日型
中学新卒者を対象とした、週5日キャンパスへ通学して勉強するコースです。授業は1日4コマで、選択ゼミや体験学習などもあります。
ゼミは音楽やスポーツ、パソコンなど6つの授業が準備されており、生徒はその中から好きなものを選択可能です。
体験学習も幼児保育体験や農業体験など、さまざまな分野から気に入った内容を選べるようになっています。朝は9時50分から授業開始です。
全日型では、コミュニケーションが苦手な生徒のために「パーソナル・ティーチャー」という制度があります。
これは個別指導を受ける際、自分を担当する先生を選ぶことができる、というシステムで、生徒が質問しやすい環境を整えることに貢献しています。
通信型
自宅学習をメインとして、3年間在籍し74単位の取得を目指すコースです。
このコースでは中学新卒者だけでなく、高校中退者なども受け入れています。
高校中退者の場合、以前に在籍していた学校で取得した単位が認定されることがあります。
年間の評価点はレポートの提出とスクーリング、単位認定試験の3つで決定されます。
その他に、年間30時間の課外活動が設定されており、これらに参加するとさらに単位が認定されます。
盛岡中央高等学校単位制のスクーリング、行事、部活
全日型は毎日登校が基本となります。
一方、通信型は年間20日から30日程度のスクーリングです。
校内ではスポーツ大会やウォークラリーなど、年間約20の行事が計画されています。
また、全日型に通う生徒を中心として、軽音楽クラブや卓球クラブなどの部活動も盛んに行われています。
盛岡中央高等学校単位制の卒業率、進路決定率、進学実績
盛岡中央高等学校の卒業率は98%とかなりの高水準です。
進路決定率も9割以上と非常に高くなっていて、毎年全国の国公立大学および私立大学へ卒業生を輩出しています。また、短期大学や医療系の専門学校へ進学する生徒も多く見られます。
私が調べてきた通信制高校のなかでは関東や都内の有名なところと同等かそれ以上の数字だと思いました。
盛岡中央高等学校単位制の学費
全日型の場合、入学費用として84,000円が必要です。この他に、1年目の学費として52万円、2年目47万円、3年目49万円の支払いが必要となります。
加えて、修学旅行費用や制服代、教材代などを支払います。
通信型も同様に入学金と授業料を支払います。4月に入学した場合、入学金は10万円、10月入学者は8万円です。
授業費用は1単位当たり1万円ですが、就学支援金制度を活用することで、1単位当たり2,782円となります。
(私が調べた2018年度の話です。最新情報は公式サイトをご覧ください。)
入学するには?(応募・入試と入学までの流れ)
全日型は毎年1月から3月まで出願を受け付けています。試験は作文と面接および書類審査の3部からなっています。
試験結果は中学校と受験者あてに通知され、10日以内に入学金を振り込むと手続きが完了となります。
通信型は随時入学試験を行っています。面接および書類審査を合格した後、入学金の振り込みが完了すると入学が認められます。
盛岡中央高等学校単位制高校の特徴、メリット
盛岡中央高等学校の特徴は「学習しやすい環境」です。
全日型を選択すると、集団授業の他にマンツーマンの個別指導を受けることができるので、確実に実力を伸ばすことができます。
一方、通信型ではストリーミング授業を活用できるため、自宅にいながら質の高い授業を受けることが可能です。大学進学を目指す人向けの専門コースが設定されているのも魅力と言えるでしょう。
6年連続国公立大学入学者排出というデータもありました。