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今日は通信制高校の説明会に始めて参加をしてきました。

勇志国際高等学校というところで、もともと熊本に本社があり千葉にも学習キャンパスがありそこで説明を聞いてきました。

実は中学の担任からここオススメですよと言われ、数ある通信制高校の中から選んで行ったところです。その評判を確認してきました。

親子でオフィスビルに入っていくと学校の教室の半分ぐらいの大きさの部屋に通され、すでに数人の中学生とその親の参加者が来て座っていました。

おとなしそうな中学生が数人、友達同士で参加してる子、制服ではなく私服で参加の子、様々だが皆それぞれが抱えているんだろうな、というのが様子を見ればわかる。ウチの子も同じで外に出ると優等生になる(笑

私達も案内されるようにデスクに着席。デスク上には学習用のデスクトップPCが並んでいる。そこで参加者全員が着席してから先生の挨拶と、学校説明会の映像、パワポのスライドで説明があった。

勇志国際高等学校は通信制高校

通信制の高等学校なので卒業すれば高卒の資格が得られます。塾やサポート校に行かなくても単位の取得をしていけば卒業できる。

卒業の基準は一般的な通信高校と同じで国が定めた条件をクリアするのみです。

すなわち3年間の在籍、74単位の取得、行事の参加です。全日制高校とは異なり3年間で単位を取ればよいので留年はありません

単位を取るには通信制という名の通り、WEB学習(自宅/学校)とレポート提出、定期テスト合格、スクーリング、行事への参加で単位を取っていきます。

勇志国際高等学校のキャンパス

本校は熊本の天草にありますが、それ以外に熊本、東京、千葉、福岡に学習センターが存在しています。

千葉のキャンパスで3学年で170名在籍しているので、他の学習センターも同じぐらいではないかと思います。

校舎はオフィスビルのような施設です。体育館や校庭はありませんので運動の授業は近隣の体育館等を利用したり河川敷を使っているようです。

勇志国際高等学校のコース

勇志国際高等学校のコースについてですが「通信コース」と「通学コース」が基本的なものとしてあります。

このほか、「特進」「進学コース」、「国際コース」、「社会人コース」が用意されています。うちの子は中学生からの高校なので「通信」か「通学」のコースを選ぶ事になります。

国公立大学や有名私立大を目指す場合は「特進」や「進学コース」を選択することになるでしょう。

通信コース

これは自宅でPCを使って学習するのをメインとするスタイルです。

通学コース

これは少しでも通学して普通の学生生活に戻る練習を兼ねている意味あいが強い。週1~5まで選んで通学が出来ます。

通学したとしてもデスクにあるPCを使って映像学習をするスタイルになります。

週1~5は自分で決めますので、途中で辛くなってきたら週1にするとか、自宅学習にするとか変更が可能です。金額は週何日を選んでも変わらないので、これもこの高校のメリットと言えます。

どちらのコースでも「スクーリング」といって国で定められた登校必須の授業が学校で開催され、それは1年間に10回程度は必ず参加しなくてはいけない事になっています。

ウチの子は通学コース5日間で行ってもらいたいと思っています。すこしでも人に慣れる事、通信とはいえ友達を作ってほしいと思っている事、この2点のためです。

またこの学校では、高校の授業を受けられるプラス、中学生からの復習にも取り組む事ができるようになっている点はメリットですね。

「通信コース」と「通学コース」は学費が同じなので年度の途中でコース変更が出来るのもメリットです。

サークルや部活動について

これはありません。部活をどうしてもやりたい方は学校外でサークル等を探す必要がありますね。

参加しなきゃいけない行事とは

国から定められている単位取得の中に行事への参加があります。3年間で30時間(1年10時間)ですね。

うちの子はみんなで一緒に何かをやるというのが苦手なので、行事参加をとても気にしているようでした。

通信制高校ではそれぞれが単位取得になる行事を定めています。勇志国際高等学校では次の行事があります。(年度によって変更になるものもある)

・絆の日・芸術鑑賞会・ディズニー遠足・バーベキュー・潮干狩り・クリスマス・etc

絆の日というのは東日本大震災を風化させないという意味合いもある、周辺のゴミ拾いをやるというものです。

それから終始業式にスタッフとして参加するのも単位取得になるそうです。文化祭や体育祭はありません。

みんなでやる行事が多いわけですが、先生によると学校に来れば友達も出来たりして参加できるようになるから大丈夫とのこと。それから年度の最初にどの行事をやるかを選択、計画していくので大丈夫だと思うとおっしゃってました。

行事に参加して人と同じ目的にむかって協力する、という事を学んで社会に出てほしいと思っています。

勇志国際高等学校を退学する子は?

気になっていた退学する子は3学年全体で2,3人という話でした。うちの子も退学せずに3年間励めるだろうか。

不登校の中学生を受け入れる定時制の公立高校でさえ入学者の半分が退学するので、通信制のほうが卒業までのハードルは低いに違いないと思いました。

自ら希望して学習するのだから授業を受けて提出物を出して単位を取っていく事を期待している。

卒業後の進路について

教室の壁には掲示物がたくさん貼られており、今年の進学大学校一覧と、専門学校一覧、就職先一覧が掲載されていました。11月時点で120人ぐらい貼りだされていた。こんなに多くの人が進学しているなんて、とビックリ。

気になって卒業後の進路を聞いてみたら本音のデータを教えてもらえました。

説明によるとこのキャンパスは3学年で170人程度なので1学年60人ぐらいと予想。

卒業生の進路決定率は85%以上という事なので体調の問題もあって卒業生の15%はアルバイトや無職や療養となるそうです。

進路決定率は上げたいとおっしゃっていました。体調の問題を抱えたまま就職等は難しいのでその率を上げるのは高校に責任はないと思うのですが。。

進路決定者の7割が進学(大学が3、短大が1、専門が3)就職が3割でした。(就職というのは正社員としての雇用のみを数えています)

通信制高校に通う生徒たちは半数が退学する、という話をヨソから仕入れた情報で持っていたのでココの高校はうまく生徒を導いている、という事なのかもと思いました。

勇志国際高等学校の学費の話

説明会の後半は学費の話です(笑)学費は通学コース、通信コースどちらでも年間で約30万円

私立高校が70~100万、通信制高校は40~70万が平均だと思うので、これはかなり安い。公立高校と同じぐらいでしょうか。

親の収入によって若干異なります。というのも就学支援金が国や自治体から頂けるので、最大で30万円ほど貰える家庭もあるからです。その場合の学費は1万円未満になっちゃったりします。年度や自治体によって額が異なるので学校に確認してみると良いでしょう。

在校生のホンネの話

在校生が参加してくれて、自分自身、高校に入って変わったこと、これから入学する方へのメッセージ、今取り組んでいる事などをお話いただきました。

5人お話してくれて5人とも中学で不登校になり、高校はなんとか通学コースで通学できるようになったという学生でした。みな自信を持ってお話してくれたので、努力してここまで来たんだな、という事がわかります。とても感動。

そのうち2人は大学を目指しているそうでぜひ頑張って欲しいと思いました。もう1人はすでに大学入学が決まったと言ってました。

このように不登校から通信制に来る子が多いと思います。けど勉強は出来るけど集団が嫌で通信に来る子もいるし、海外生活をするために(スポーツ等の留学)、日本の高校は通信で学ぶというスペシャルな子もいます。

しかし概ね不登校の子が来るのが通信なんだろうと思いました。先生も説明会参加者にとても優しく説明しているし、全体として「楽にしていいんだよ」「怖くないよ」という雰囲気を作ろうとしている事がわかる。

一方でルールも設けられています。授業中は授業に専念するために立ち上がったり、私語はしないようにという話。これは当然のルールでしょう。

それから社会人以外は通学は制服着用のことと、茶髪等の明るさは制限があること。通信制だからといって金髪やピンク髪はNGという話になります。

この日、説明会に参加して入学する意欲が沸いたようです。

勇志国際高校に入学するには

現中学生の場合は1月~3月にかけて入試が何度か行われます。(高校からの転入は別途)

パンフレットを請求すると願書が同封されているので、そこに記入して提出します。説明会に参加してももらえます。

作文、写真、学校の調査書など一般的な願書提出と同じです。一応入試はあるとはいえ、落ちる事はないと思われます。中学の担任の先生も言ってたし。

勇志のおおきな特徴→教育方針

パンフレットに書いてある教育方針を見て親である私個人が気に入って説明会に参加したわけですが、学校のスタンス、教育方針を体現しているなと感じました。校長の道徳授業もこれはいいなと思います。

教育方針

・親孝行する青少年たれ
・誇りある日本人たれ
・志ある人間たれ
・役に立つ国民たれ
・尊敬される国際人たれ

おそらく教育勅語を踏襲しています。教育勅語は明治天皇のお言葉でどんな自己啓発本よりも素敵な言葉を国民にかけられている教育方針です。うちの子もこの学校で成長して欲しいと思いました。


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