心身症、起立性調節障害、軽いうつ病を治すには日光を浴びて、散歩して体を動かすのが良いとされています。

不登校のきっかけになってしまったこれらの病気を治すために朝早起きの習慣作りと、散歩を一緒にしようとしていますが、これがなかなか難しいのです。

同じ症状のお子さんを持つ親御さんなら理解していただけると思いますが。

朝起きれない、つらい

まず朝起きれない。起きようとすると体が辛い。なるべく9時には起きるように、そこから段階的に朝8時、7時半に起きれるようにしていこうと思っています。

目覚まし時計をかけて、朝になったら音はなりますがこれでは起きません。目覚ましの音がしなくなったら私が部屋までいって電気をつけます。カーテンを開けて日の光を入れて、子供を起こします。

起し方はとても大変です。手をさすって足をさすって体をさすって温めるような感じ。医者にこうしたほうがいいと言われたわけではありませんが30分ぐらいこれをしていると徐々に徐々に目が覚めてきます。そうして上体を起こしてだっこして背中や腕や足をさすって温めていきます。

毎朝私の時間をけずってやってます(涙

起立性調節障害は朝起きて急に体を動かすと症状が出るのでゆっくりと体を起こして歩けるようにして、ようやく朝食と薬を飲むようになります。

病気を治すのに朝目を覚ますというのを挙げますが本人に意思が無ければ本当に難しいはずです。それをなんとか起こすわけですので並大抵の努力ではありません(親の)

頭痛や吐き気程度なら気合と根性で起きろよと思いますが、できない子もいるんだなと思います。

朝起こすコツとは

朝ちゃんと起こさせるコツってあるのかな、と思いましたが。根気強く起こす努力をする事だと思います。

扉を開けて、電気をつけるだけ、声をかけただけじゃ起きません。怒鳴って叱って起こす事はある程度できますが体調が悪いのを怒るのはちょっと違うと思います。

布団をはぐのもいいんですけど冬だと寒いし、またすぐ布団にもぐるので意味がありません。

とにかく刺激を与える事が重要です。身体をゆっくりさすってあげて、上体をゆっくり起こす事です。テレビがあればテレビをつけて、映像と音という刺激を与えたほうが目が覚めやすかったです。

一緒に布団に入って興味がある話題のお話をふってもいいです。YES/NOで答えられる質問ではなく考えさせる質問を投げかけます。なんでもいいです。「ポケモンのモンスターは何が好きなのー?」とか「今日はどこの公園にいくー?」とか。

様々な刺激を与えていくと目が覚めて身体が起きるようになってきます。肩を抱えて立ち上がれればOKです。リビングまで連れて行って椅子に座らせます。ここでようやく目が覚めて身体が起きます。ぼーっとしてますが。

食事と薬と散歩に行く準備をさせましょう。

散歩するのがつらい

さて、つぎは日光をあびて散歩です。

残念ながら近所を歩くのことはしたくないと子供が言います。なぜか?それは平日の日中帯は学校に行く時間帯だからです。

外で誰かと顔を合わせたらどうしよう。不登校と思われたくない、病気だから仕方ないと思われたい、といった思考だと思います。とにかく世間体ばかり気にしてる子なのです。

だから散歩に行くにも少し離れた公園に行く必要があります。朝10時~11時ごろに隣町の公園まで車で連れていきます。それで一緒に公園を散歩します。

公園はイイです。清々しいし1時間も歩けば気分はすっきりします。日光も浴びれるので子供の病気の治療に1歩前進です。

ただこれを毎日するのは大変なのです。。

お父さんは仕事に出るでしょうし、お母さんが主婦ならいいですが働いてる方もいるでしょう。両親が2人とも外に出てしまう場合、起立性調節障害の中学生の子供が1人で朝起きる事は不可能だと思います。

結果的に昼過ぎまで寝てて、その後も部屋でゴロゴロするような生活になってしまいます。この病気は治療するまで時間がかかりそうです。お母さんだけでも仕事を辞めて、朝から一緒に居られるようにしたほうが良いと思います。

だって仕事なんていつでも再開できるでしょ。中学生の時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。それなのにこの3年間で将来が大きく決定してしまう方もいるのですから。