広域通信制の単位制高校であるAIE国際高等学校について調べました。こちらは英語に力を入れている高校です。

AIE国際高等学校の教育理念、AIEの基本方針を見てみた

AIE国際高等学校では「人格者の育成」を教育理念として独自のカリキュラムを作成しているようでした。
特に演劇公演や合宿などの課外活動を充実させることで、生徒1人1人が学力だけでなく人間力も高めることができるように配慮されています。

AIE国際高等学校のキャンパスと所在地

AIE国際高等学校は兵庫県内に2つのキャンパスを構えています。1つ目は淡路島にある東浦キャンパスで、本校とも呼ばれています。

神戸淡路鳴門自動車道の東浦ICから車で15分ほどの場所にあります。もう1つは神戸校です。こちらは阪急神戸線の御影駅から徒歩1分の場所にあり、アクセスが非常に良いという特徴があります。

なので関西にお住まいの方が通われる選択肢に入ると思います。

AIE国際高等学校の選べる学習スタイル

①通信コース

e-ラーニングを活用した通信制コースです。授業の視聴およびレポートの提出はすべてオンラインで行うので、外出することが苦手という人や、自分のペースで学習を進めたいという人にはもってこいです。

レポート作成に必要なガイドブックとiPadは学校から支給されます。もし使い方が分からない時はすぐに専用ダイヤルで相談することができます。「英語力を高めたい」という人は、オンラインシステムを利用してネイティブ・ティーチャーとの英会話レッスンを楽しむことも可能です。

②通学コース

1クラス10人以下の少人数制コースで、「週1日」「週3日」「週5日」の3タイプが準備されています。中学校で学習した内容を復習しつつ、徐々に高校レベルの内容を学んでいくことができます。担任が定期的に生徒1人1人と面談を行って、学習達成度を確認しながら課題を与えていきます。

ですから、「理解できていないのに授業内容がどんどん進んで行ってしまう」ということはありません。レポートの提出はオンラインで行うので、課題の達成状況に関して周りの生徒と比較される心配がない、というのもこのコースの魅力です。

③神戸校コース

神戸校では「実用性の高い英語力を学ぶ」というコンセプトのもとでコース編成が行われています。英語の文法を学んで読解力を高めることに加え、外国人講師による英会話クラスを通して生きた英語の使い方を学ぶことができます。リスニング能力を高めるための集中講座もあるので、「英語を生かした仕事に就きたい」「英語力を大学受験に活用したい」という人におすすめのコースとなっています。

④レジデンスコース

学生寮で生活しながら学校に通うコースです。勉強だけでなく、周囲とのコミュニケーション能力を磨きたいという生徒たちが数多く利用しています。

寮ありの通信制高校を探している方には魅力的に見えます。私の子供も一時期寮を考えていたのですが親元を離れて暮らすにはまだメンタルが育っていないと思い辞めました。

寮では毎日栄養豊かな食事が準備され、寮の中で規則正しい生活を送ることができます。学校近くに住むという利点を生かしてクラブ活動に参加する生徒も多く見られます。同年代の若者たちと切磋琢磨し合い、これからの目標を見つけていく上で理想的な環境と言えるでしょう。

学生寮について

学生寮は本校から約10分の場所にあります。1部屋2人の相部屋制となっており、掃除や洗濯などは各自がきちんと計画して行う必要があります。各部屋には机やベッド、エアコンなどが完備されているので、快適に過ごすことができます。

スクーリング、行事

通信制高校に必ずあるのがスクーリングです。通信コースのスクーリングは年1回、東浦キャンパスで「集中合宿」という形式で行われています。こういった取り組みは通信制高校ならではですね。人と会うのが嫌な子もなんとか年1回我慢して行く形になるかと思います。

たった数日の合宿だけで良い、というのはメリットかと思いますが。

さて、淡路島で育まれた豊かな自然の中で楽しい時間を過ごすことができるはずです。学内では体育祭や文化祭、ハロウィンなど、通学コース生を中心としてさまざまな行事が定期的に行われています。

卒業率、進路決定率、進学実績

ほぼ全ての通信制高校でこの3つはチェックしたいと思っていますが公開されていない高校もあります。

AIE国際高等学校の卒業率および進路決定率は90%を上回っているようです。進学する生徒が非常に多いのも特徴で、神戸学院大学や日本大学、東海大学などの合格実績があります。また、米国のビアスカレッジに留学する生徒も毎年います。

AIE国際高等学校の学費

AIE国際高等学校の学費に関しては公式ページで見つける事ができず。おそらく毎年改定等の可能性があるためパンフレットの入手や見学時に判明すると思われます。

他の情報では入学金は5万円、授業料は1年間でおよそ25万円となっていました。この他に、施設利用料として8万円を支払います。また、年1回のスクーリング費用も別途支払う必要があります。これは通信制コースの場合だと思われます。

通学はもっと学費がかかるのが普通なので。また寮費についても確認はできませんでした。

入学するには？（応募・入試と入学までの流れ）

中学新卒生向けの試験は毎年4月と9月に行われています。検定料は8,000円で、試験は面接と作文の2部構成です。中途退学者や転入希望者向けの試験は随時実施していて、内容は同じく面接と作文です。合格通知と共に入学手続きの詳細が届くので、入学金の振り込みをして手続きを完了します。

私が思うこの高校の特徴、メリット

AIE国際高等学校の特徴は「高い英語力を身に付けられる」という点でしょう。カリフォルニア・ルーテル大学やワシントン大学など米国内にある複数の大学と提携・交流を行っており、数々の学内イベントを通じて高い英語力を身に付けることができます。また、学内の留学準備制度が充実しているので、「海外でさらに英語力を磨きたい」という生徒にはぴったりです。

加えて、TOEICや英検などの資格試験対策も充実しているので、実用的な英語力も大きく伸ばすことができるはずです。