ECC学園高等学校、名前はよく聞く評判の教育機関かと思いますがちょっと調べてみました。
単位をとらせて卒業させることばかりではなく、生徒一人一人が卒業後にどう生活していくのか、どう歩んでいくのかをじっくりと考えられるよう指導し、自主性を養わせる取り組みをおこなっている通信制高校という事がわかりました。
また不登校の小中学生のためのフリースクールも開校しているようなので、現在中学生ので学校に行きずらいお子さんを持つ方は検討してみてもいいんじゃないかな、と思いました。
ECC学園高等学校のキャンパスとどこから通える?
ECC学園高等学校の本校は滋賀県高島にあり、その他学習センターとして大阪、京都に教室が設けられています。
さらに提携サポート教室が福井、滋賀、大阪、兵庫、奈良、和歌山、愛知、神奈川に存在します。
ECC学園高等学校の学習コースとは
ECC学園高等学校には通学スタイルと在宅スタイルの2つの学習スタイルがあります。
①通学スタイル
月2回、週2回、週4回登校のコースのなかから自分で通学コースを選び、状況に合わせながらじっくりと学習に取り組むコースが「通学スタイル」です。
・中学でお休みする時期が長かったので他の生徒とうまくやれるか不安
・登校が多いと挫折しそう
・自分の時間を多く持ちたい
・できる限り登校して大学進学を目指したい
など、希望スタイルに合わせた登校日数を設定することが可能です。
●最大週4日通学・トータルサポートコース
結果としてきちんと卒業できる確率がアップし、高校卒業をまず目指すならこのコースを選択するのがおすすめです。
英語・ネイル・ヘアメイクなど専門的なトライアル講座も設けられ、興味がある分野について学ぶ機会を増やせるのも魅力です。
また、このコースにはエンジョイデイという参加自由形の学校行事が用意されています。通信制でありながら高校生として学校生活をエンジョイしたいという人にも向いています。
●週2日通学・2DAYサポートコース
●月2回通学・チャレンジサポートコース
通学に自信がない人やスポーツ・芸能活動などに時間を割かなければならない、これから割きたい人の割合も多く、学生としての時間以外も充実させたい人のためのコースとなっています。
チャレンジサポートコースには夜間部も設けられているため、働きながら高校卒業を目指す人にもおすすめです。
②在宅スタイル
自分のペースを大切にしたい人や、学費をできる限り抑えて無理のない高校卒業を目指したい人に向いているコースです。
・学費をあまり用意できない
・中学で不登校だったので登校日が多いのは不安
・あまり行事には参加したくない
・自分の時間をいちばん大切にしたい
などのスタイルを希望する人のためのコースになります。通学は基本的にテストと年2回の集中スクーリング(5日~10日)となります。
●ベーシックコース
計画的に学習を進める自身がある人、なんとしても自分の力で高校を卒業する意志の強い人、最低限の学費で高校を卒業したい人におすすめです。自宅学習を中心とする分、レポートの遅れなど卒業までの道のりが他コースに比べやや険しくなる点には注意しましょう。
●プラスサポートコース
ECC学園高等学校のスクーリング
通学スタイルでは設定して決めた通学日が、在宅スタイルでは試験と年2回の集中スクーリングがあります。
集中スクーリングでは人とのつながりを大切にした体験型学習がおこなわれ、宿泊しながら田植え、草木染め、わら細工など、よくある行事系となっていますね。
気になるECC学園高等学校の卒業率、進路決定率、進学実績とか
これは残念ながら非公開のようでHPには掲載なしでした。説明会等への参加が必須ですね。
ECC学園高等学校の学費
在宅スタイルの通信コース
入学金 | 10,000円 |
---|---|
授業料 | 250,000円 |
その他 | 8,200円 |
スクーリング関連費 | 10,000円 |
授業料:1単位10,000円×年間25単位=250,000円
目安は年間255,200円で、就学支援金の対象なら実質0円~104,700円まで抑えることができます。
通学スタイル
通学スタイル | |||
---|---|---|---|
週4 | 週2 | 月2 | |
入学金 | 50,000円 | ||
授業料 | 573,000円 | 345,000円 | 117,000円 |
指導関連諸費 | 30,000円 |
ECCの通学スタイルの授業料は就学支援金の対象にならないそうです。
入試とか偏差値とか
ECC学園高等学校の入学試験は書類審査と面接となっています。入試は無い様子ですね。すなわち偏差値もなく誰でも入学できる、と。
ECC学園高等学校には「高認」もある
できる限り多くの「高校を卒業したい」という人の希望に沿うよう、学費を抑えたコースはもちろん、学校が楽しくなるような工夫をしているのがECC学園高等学校の特徴ですね。
一方で「高卒認定試験」「高認」の取得をめざすスクールも開校しています。高認は昔でいう大検の事ですね。将来の目標とあわせて高卒を目指すのか、高認を目指すのか切り替えてもよいかと思いました。
うちの子に高認はどうか、と調べたこともありましたがやはり登校して高校に通ってほしいという思いから高認は見送りました。
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