通信制高校はそれぞれの高校で非常に多様なスタイルでの授業を提供しています。高校をリサーチしていく中で次のような3パターンがあることを理解したので記しておきます。

名称は特に決まっておらず、高校ごとに独自のコースや学課を持っていますので。特徴で分けて記述しますね。

①学年制+全日制の登校スタイルで授業を受ける

全日制というのは昼間に授業を行う制度で、朝登校して夕方下校するスタイルです。

クラス分けされ担任の先生がいて授業も固定です。

ホームルームの実施、午前中4時間授業~昼食~午後2時間授業が基本です。土日休みです。

週1~5日などのプランが用意されていて、自分のペースで授業を受けられます。

行事は入学式、文化祭、体育祭、修学旅行、体験授業、ディズニー、等があります。

→中学では不登校だったけど、高校で心機一転新しい環境で頑張ってみようという方におすすめです。

でも高校でも不登校になれば授業が受けられず留年になっちゃいますし、退学もうっすら見え始めてきます。

ただし通信ではコースチェンジも可で、留年しそうになれば単位制のコースに移行もできるのが安心です。

②よくある単位制の登校スタイルで授業を受ける

全日制スタイル(朝登校して夕方下校する)ですが、単位制というのが違う点です。

必修科目の授業と選択科目で1週間の時間割が構成されます。

必修科目と自分が学びたい授業の日に登校する形になりますね。

学びたい授業がない曜日は登校しないので、バイトする子もいるし自習する子もいます。

単位が取れなかったら次年度以降に単位を取得するように頑張ればよいのです。大学に似てます。

クラス分けされ担任の先生もいて、ホームルームや、行事ごともあります。行事に関しては参加必須とそうでない学校がありました。

登校に不安がある生徒むけ、ちょっと頑張りたいけど心配な方にオススメです。

③自宅学習スタイル

基本的に自宅でWEBを使って学習します。教材は学校が用意した映像による授業で、レポートもWEBで提出します。スマホ対応してる高校もあります。

したがって自分で学習する計画や、遊びたい気持ちを律して授業を受けられるかがキーポイントとなります。

スクーリング(登校日)は月に1日程度、先生との面接で授業の不明点の確認を実施します。3年次は進路指導などを行います。

あるいは年に1回、本校やリゾート地にて宿泊(3泊4日など)での授業をもってスクーリングとする学校もあります。

教室が開放され、登校して自習するスタイルもある。

→体調不良や登校に難ありの生徒むけといえます。海外留学や芸能・アイドル活動で登校できない生徒もこのようなスタイルとなります。

美容、IT、デザイン、芸能、声優、育児、福祉の授業

通信制高校でこのような専門学校で学ぶような授業を用意している高校もあります。

普通の授業の中にこれらの特別コースが入ってきますが1日6時間という枠の中で行います。

普通科で学ぶような国語総合、数学I、英語は履修するものの、数A, II, Bや理科、地理歴史公民あたりは選択です。

普通の高校とは違うことをやってても高卒の資格が得られるので、不思議に思ってました

他にも様々な科目が用意されてる高校もあるので、自分が興味があるジャンルの科目があるか探してみるとよい。

→大学進学を目指してない、就職したい、この分野の専門学校に行きたいかたにオススメです

進学コース、特進コース

通信制高校でも大学を目指す子が増えてきていることから、このようなコースも用意されています。

通常の学費にプラスして高めの学費が必要になります。平均的な相場を見ていくとトータルで年間70~100万円の学費が必要になります。