中学生で不登校になった場合、将来は引きこもりやニートになる可能性があります。

私の従兄弟が引きこもりでニートをしていますが、自室からすらも出ないで生活をしています。60歳になる親が毎日部屋の前に食事を持っていき、食べ、片付ける。そんな生活を10年以上も繰り返しています。

不登校からの引きこもりにさせないために

不登校ということは学校に行くのが嫌だという理由があるわけで、それで学校には行きたくても行けなくなった状態です。

学校に行けないだけでリビングで家族と食事をしたり、趣味があれば趣味をするし、土日になれば出かけるし、友達がいれば遊びに行きます。学校にだけは行きたくない状態なのです。

そんな様子を見て親が叱ります。すると親とも顔を合わせるのも嫌になり家庭内での自分の居場所が無くなっていきます。こうなると自室に引きこもるきっかけになってしまいます。

男の子だったら父親がぶん殴って説教しても良いのですが、愛情なしで怒るのは良くないと思います。叱る時はその理由も伝える必要があります。

学校に行かないと朝起きるのも遅くなるし、学習能力は低下するし、運動しないから体力も落ちます。精神的に落ち込んでうつ病のようになる子供も居ます。

まずはそこからメスを入れていきましょう。次のような作業は引きこもりを回避するのに役立ちます。

不登校からのニートは絶対に許さない

ニートとは学習せず、働かずの状態です。中学生時代に不登校になれば、そのまま高校にも行かない、よって働きにも行かない、そんな状況も考えられます。

私は子供がニートになったら家を追い出す覚悟で望みました。
家を追い出す覚悟ですから、それをさせない覚悟でもあります。

お金はかかっても、カウンセリングや、フリースクールや、私立の高校に通わせるつもりでした。人生の軌道を修正する必要がある時期ですから。

必ずしも中学卒業→高校→大学→サラリーマンというレールが素晴らしいとは思いません。
女の子だったら中学→高校→大学・短大・専門→働いて→結婚でしょうか。

そんな道、いくらでも外れたってかまわないのです。

問題は自ら幸せになるための努力を放棄することです。役割を果たさないことです。

結果的に中学を卒業したら通信制高校に通う事が決まったので、とりあえずニートにはなりません。高校に通えば新しい環境が始まります。学校に行かない理由もありません。

「将来何になりたいか」そして「社会の中での自分の役割」を探して欲しい。

勤労・納税・教育の義務

日本国の3つの義務です。

これは中学校の授業で習います。けど頭で理解してもその通りにならない子供もいます。将来はしっかり働いて納税する、という事が義務としてあるのですから。

日本人として人や国や地域のコミュニティの役に立ち、自らの心と生活を豊かにするために働くことを実現して欲しいと思っています。

よく人は産まれてきた事が素晴らしい、生きてるだけで価値があると言いますが私はそうは思いません

厳しいですけど、飯を食ってウンコして寝るだけの人間に価値はありません。60億もいる人間は生きてるだけでこの地球を汚す存在です。生きてるだけで弱い生物を乱獲し、自然を破壊し、海を汚す、ゴミみたいなものなのだから。

せめて何か少しでも役に立つ事をしようよ、夢ぐらい持って生きようよ、と思っています。

そのために、人生で何をしたいか、どんな働き方をするか、それを高校生の3年間で育てて欲しいと思っています。その後必要があれば専門学校や大学に行けばいい。

不登校になる人間は、引きこもりやニートになる素質もあると思います。だからいつだって気が抜けません。本人が自信をつけ、社会に出ていく準備ができるよう支援していきます。