思い返せば子供の不登校が始まったのは9月1日からだったという事実に気が付きました。

9月1日といえば夏休み明けの初日です。

体調不良は不登校では無いという勘違い

「子供が不登校なのでは」と思うに至らなかったのは子供が「体調不良を主張した」からです。

今までも月曜日に体調不良で休む傾向があるなと思っていましたが、毎度毎度その理由が頭痛、腹痛、目眩なのです。

今の親世代からすれば熱が無く少しの体調不良ぐらいだったら学校行けと言いたくなる気持ちはわかると思います。

学校行ってそれでも駄目なら保健室に行き、それでも駄目なら早退するのが普通です。

それすらも出来ないのはこれは異常です。本人が感じている痛みは私にはわかりませんが気合と根性でどうにかなるレベルだと考えてしまいます。しかししゃがみ込む子供をなんとか立たせ支えて歩かせようとしますが、倒れ込むので本当に体調が悪そうに見えます。

現実としてクリニックに行きますと薬を出されます。頭痛薬はもらいません。

「子供の頭痛は大きな病気は無い」「時間が過ぎればよくなる」「市販薬でじゅうぶん」などと言われるので頭痛薬をもらう事はめったにありません。

それに昨日の夜は元気だった。これが大きいです。いつもいつも夜は元気でスマホを触って遅くまでテレビを見て、お風呂入るのを嫌がり、普通に過ごすのです。それが翌朝になると体調不良・・・

「仮病言ってないで学校行って来い!」と言いたくなる気持ちわかるでしょうか。

そんな体調不良は頭痛、腹痛、目眩が多いのですが便秘、咳などの症状を訴える日もあったりします。

だから「体調不良」と「不登校」をワンセットと考える事ができなかったです。

夏休み中に生活リズムが崩れ

加えて、夏休み中に自分を律せず昼過ぎまで寝る生活を送っていた為にその生活リズムのズレがそのまま新学期に突入してしまいました。

朝起きれない、起きようとすると頭痛が酷い、そんな状況が続きました。

親としては体調不良を治すのが先決だとあれこれ病院を探し受診させようとします。

本人を見ると「学校に行きたくないわけではない」ように見えます。「学校行けたら行きたい」と言うので不登校ではないと思ってしまっていました。

やはり不登校なのではないかという疑惑

それで冒頭に戻りますが9月1日の夏休み明けからの欠席。これをネットで調べ始めました。

そうすると夏休み明けからの欠席は不登校の可能性がある、学校に悩みを抱えている可能性がある、といった助言を見つけました。

よもやと思いました。何故なら学校に行きたくない理由が見つからないからです。子供が通う学校はかなり校風もよく、担任の先生もベテランでいい先生です。イジメも無いし部活も最後まで勤め上げ、コンクールで金賞を取るまで頑張りました。

友達が少ない事は把握していましたがクラスの中でも様々なお役目を任されるようなポジションでした。だから学校に悩みがある風には思わなかったのです。

ネットで調べてから不登校を疑いましたが、そうすると体調不良は仮病になります。本人の症状は現実的に身体に起こっているようにも見えるのでますます何が原因かわからなかったのです。

心の病?うつ病?なども考え始めました。このときは混乱の中にいたのです。