通信制高校といえば「スクーリング」があります。

このスクーリングについてまとめた記事です。

通信制高校のスクーリングとは

スクーリングとは学校教育法が定めた高校卒業するための条件を満たすためのモノと考えれば良いと思います。

スクーリングの形は通信制高校により様々ですがこれは参加しないといけません。(後でスクーリングが楽な高校も紹介します)

おさらい

高校を卒業するための3条件

1.3年間の在籍期間があること
2.3年間で74単位以上の単位を取得すること
3.3年間で特別活動30単位の取得(1年で10時間程度)

この3つですね。スクーリングが関係してくるのは3番です。

2番は国語、数学、理科、社会、英語などの授業を受けたりテストを受けたりして取得していきます。通信制高校だと自学自習からのレポート提出、定期試験でクリアします。2番は特に問題ないでしょう。

特別活動30単位の取得とは

これはどんな活動が含まれているかというと、ホームルームや行事系が当てはまります。体育祭、文化祭、校外活動、修学旅行、職業体験などです。

ということは通信制高校でも学校に行くという行為が必要になってきちゃうわけです。

うちの子もそうですが行事系が苦手で参加したくないので行事が少ない高校を選びました。

通信制高校のスクーリングは特徴がある

通信制高校では逆にスクーリングを目玉ポイントのようにアピールしている高校もあります。

例えばどういった行事があるか見てみましょう。

本校スクーリング

→通信制高校では本校が「田舎」とか「地方」に設立されてる事が多いです。

東京校舎や大阪校舎など都市部のキャンパスに通う生徒や、完全に通信制でキャンパスには通わない生徒は、大自然あふれる本校で宿泊によるスクーリングが行われる事が多いですね。

こちらは1年に1回だけ2泊3日とか3泊4日とかのスクーリングです。3日間で行事系30単位を取得するようにプログラムされているので、他に学校に登校する必要がありません。こっちの方が楽という人もいるでしょう。

通信制って普段は生徒と顔を合わせないのでこういったイベントで友達が出来たりしますよ。

他にはどんなスクーリングが?

入学式・地域イベント参加・農業体験・スケート・演劇鑑賞・校外活動・海外旅行・茶道・クラフトワーク・うどん作り・留学・三者面談・体育祭・文化祭・宿泊学習・外人との交流・球技大会・生徒企画案件

のような行事ですね。

週1回とか月1回とかの頻度で行事に参加していき年間で行事の単位を目指す形です。

さらに他には、
親子スクーリングとか、ニコニコ文化祭(N高校)など特徴的なものもあります。

スクーリングなしの通信制高校はある?

様々な事由で学校に行けない、行きづらい子も居ます。

  • そもそも通信制高校の校舎が遠い
  • 体調が悪くて登校できない
  • どうしても行事は嫌、他人と一緒に行動したくない
  • 海外在住のため登校できない
  • 芸能やスポーツ活動優先で登校できない

いつまでも「他人と一緒に行動したくない」では困っちゃいます。社会に合流するのが遅れるので。

どこかで頑張って行動しないといけません。

とは言え、このような生徒は出来るだけスクーリングなしの方が助かります。

学校教育法で定められているので、高校卒業して高卒の資格を得るには参加しないといけないです。

スクーリングなしの高校は無いけど、出来るだけ軽めの高校はあります。

スクーリングが軽めの高校とは

普段は自学自習だけど毎週1日だけ登校日(スクーリング)になってる

月に2,3日だけ登校するスタイルで年間とおしてスクーリングとする形

通信制高校だけど通学コースを選んで毎日のホームルームや入学式、修了式など軽めの行事を細かく参加して30単位を目指す形

1年に1回だけ登校(2泊3日)他生徒との共同生活や課外授業でスクーリングとする

このような様々なスクーリングの形があります。自分が楽だと思える高校を探すと良いでしょう。

うちの子供は通信制高校だけど週に数日登校して授業を受けるコースを選択しました。

ホームルームもあるし、普通高校のような行事もあります。行事参加は任意なので出来そうなモノを選択して参加します。

ということで以上です。
スクーリングなしの高校は無いけど、軽めの高校はあります。自分が出来そうな行事を行ってる高校を探したり、参加必須じゃなく任意で選択できる高校を探しましょう。